家が老朽化してくると、雨漏りや外壁のひび割れが発生することがあります。こういったトラブルについて、すぐに修理すべきなのか、しばらく放っておいても大丈夫なのか、判断に迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。今回は、外壁の状態のセルフチェック方法や、問題があった時の正しい対処法を紹介します。
■まずは状況をしっかり観察してみよう
外壁の亀裂を発見した際にまず行うべきなのは、状態を詳しく観察することです。ひび割れの長さ、幅、そして深さによって、どのような対応をすべきなのかは変わってきます。測定には普通のものさしを使ってもいいのですが、「クラックスケール」という専用のものさしがあると便利なので、ホームセンターなどで購入してみてもいいでしょう。
測定の結果、幅が0.30mm未満なら、そのひび割れは「ヘアークラック」です。文字通り、髪の毛のような細いひび割れなので、慌てて補修する必要は基本的にありません。次の塗り替え工事で十分に対応できるため、写真を撮影するなどして場所と状態を把握し、定期的に確認すれば大丈夫です。どうしても気になるなら、DIYで補修することもできます。
逆に、幅が0.30mm以上のひび割れは、補修を検討する必要があります。大きなひび割れになると、下地や構造部分にまで異状が発生している可能性があるため、早急に対応しなければなりません。また、構造クラック、乾燥クラック、縁切りクラックといった種類があるので、状態に合わせた対応が必要になります。
しかし実際のところ、ひび割れの補修が必要なのかどうか、そしてどういった補修を行えばいいのかを自分で判断するのは困難です。正しく補修して我が家を守るためにも、外壁の診断は専門業者に任せるのが望ましいでしょう。
■外壁補修、塗り壁にするメリット
外壁の仕上げには、大きく分けて2つの方法があります。1つは、金属や窯業系のパネルを外壁に貼り付ける「サイディング」。もう1つは、古くからある方法で、モルタルや漆喰などを塗っていく「塗り壁」です。主流となっているのはサイディングですが、近年では塗り壁の魅力が再び注目され、外壁補修を塗り壁で行う方も増えてきました。
塗り壁の大きなメリットは、デザインの自由度がとても高いことです。既製品を貼り付けていくサイディングと比べて、塗り壁はすべて手作業で行うため、職人のコテさばき次第で細かい模様や色味も表現できます。さらに金属を混ぜたり、ビー玉や貝殻を埋め込んだり、手形をつけたりといったアレンジも可能で、世界にひとつだけの外壁を作れるのです。
加えて、独特の手触りや質感も味わい深いものがあります。防火性も非常に高いため、火災に強い家を作りたい方にもおすすめです。外壁補修を行うときは、ぜひ塗り壁を試してみてください。
■業者へ依頼するときの注意点
外壁を本格的な塗り壁で仕上げたい時は、やはり専門業者に依頼するのがおすすめです。ただし、何も考えず適当な業者に依頼していいわけではありません。十分な技術を持たない業者に依頼すると、予定とまったく違った仕上がりになったり、すぐに劣化してしまったりするからです。特に、安さだけを理由に依頼先を決めるのは避けなければなりません。
そこで、業者に施工の相談をする時は、わからない点や疑問に思った点を何でも質問しましょう。優良業者なら、どんな質問にでもはっきりと答えてくれます。仕上がりの状態をカラーシミュレーションなどでわかりやすく説明してくれるか、アフターフォローが充実しているかといった点も重要です。
その上で、必ず複数の業者から見積もりをとって比較しましょう。こうすれば、どの業者が最も理想に近いのかを判断でき、不当な高額料金を請求している業者や、不自然に料金が安い業者を除外することもできます。大切な我が家の補修ですから、じっくりと考えて信頼できる業者を選びましょう。
大阪府堺市の城工業は、左官工事・塗装工事の専門業者です。外壁、内壁、床、天井、階段まで、あらゆる場所の左官工事に対応可能。プロの技術により、一切妥協しない施工をお約束します。大手エンターテインメントパークの工事の実績もございます。外壁補修を塗り壁で行いたいお客様は、ぜひお気軽にご相談ください。
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